history

120YEARS

SOMETHING WE ALL HAVE
ALWAYS LOOKING FOR

100年を超える長い年月もの間、我々は数えきれない程のバイクを世に送り出してきた。別段コンペティションバイクの開発には全身全霊を注ぎ込んできた。
それはレースに挑むライダーの強い想いがそうさせたに他ならない。
そしてそれには終わりが無いことも分かっている。
これからの100年、レースにかける底無き情熱がある限り
我々も留まるわけにはいかない。

1899

FUJIの誕生

1899年にFUJIの産みの親である岡崎久次郎が日米商店を創業。電灯類などの米国商品の輸入販売を主としながらも1906年からイギリスのラーヂブランドの自転車の輸入販売を開始。そして1928年に商標をラーヂから富士に改称してその歴史がスタートする。

1930’

覇王号

今でいう実用車を主な商品として飛躍的に生産台数を上げ、この時代の代表モデル「覇王号」は高級実用車として日本のみならずアジア諸国でも人気を博した。

1935

女性と富士自転車

1935年には広告写真募集撮影大会を主催し、その時の作品を集めた「女性と富士自転車」を発刊。ユーザーエクスペリエンスに重きを置く今日のFUJIのイメージビジュアルの原点はここにあると言っても過言ではない。

1951

富士フラッシャー

戦後はレースバイクの開発にも力を入れ始め、1951年には商号を日米富士自転車株式会社に改称。国内外のレースで活躍する一方、団塊の世代にとって青春の一台「富士フラッシャーシリーズ」など数々のヒット商品を生み出す。

1970

New Frontier

1970年台に入って本格的に海外に進出し、特にアメリカではロードレーサーの人気が高く、アメリカの黎明期にシーンを牽引したブランドの一つとなった。現に1980年にアメリカで発刊された「コンシューマー・リポート」にて、ロードモデル「S12S」が第一位に選ばれた。FUJIはShimano Dura Aceを最初に装着したメーカーとしても知られ、ここからアメリカでの黄金の80年代へと突入する。

2000

新たなる挑戦

21世紀に入ると、海外資本となったFUJIはこれまで以上に競技用バイクの推進に力を入れ始め、2004年にはドイツ人ライダーのJudith ArndtがFUJI初のフルカーボンバイクを駆りワールドチャンピオンとなったのを皮切りに、2009年にはチームFUJI-SERVETTOに機材を供給し、ここからグランツールへの挑戦が始まる。

メジャーブランド入りの足がかり

2010年にはロードとしてメジャーブランド入りの足がかりとなった「SST」と「Altamira」をリリース。

日本限定モデル販売

2008年から日本のスポーツバイクシーンにフィットした限定商品の開発に着手。定番の人気モデルとなったFeatherやクロスバイクの数々はこの時期からリリースされる。時を同じくしてストリートを中心にメッセンジャーブーム全盛を迎え、FUJIは2008年にOBEYとのコラボモデル「OBEY TRACK」をリリース。更に2010年にはTOMATOのサイモンテーラーとのコラボモデル「FUJI LOW PRO」をリリースし、今日に至るまでシングルスピードでは絶大な人気を誇るブランドへと成長する。

ファン・ホセ・コーボがAltamiraで個人総合優勝

2009, 2010年と連続でブエルタ・ア・エスパーニャに出場し、三度目となる2011年にサポートチーム「GEOX-TMC」のファン・ホセ・コーボがAltamiraを駆って個人総合で優勝し、チームも時間賞に輝く大活躍を見せた。2012年にはアジア初のプロコンチネンタルチーム「Champion System Pro Cycling Team」に機材供給をおこなう。

FUJIの新たな可能性

2012年よりカスタムバイクコンテスト「FUJISM AWARD」をスタート。超ハイスペックな競技バイクからビンテージレストア、そしてストリートカスタムまで個性溢れる多種多様なバイクが競演。同年、ロードバイクフレームのカラーオーダーサービス「FUJI REMIX」を開始。

サポートチームの快進撃

2014年にはサポートチーム「NetApp-ENDURA」と共に2度目のツール・ド・フランス出場を果たし、Leopold Königが個人総合7位でフィニッシュ。同レースで満を持して投入されたのがカーボンエアロロード「Transonic」。
2015年、FUJIが新たに機材供給をおこなうチーム「CAJA RURAL-SEGROS RGA」で4度目のブエルタ・ア・エスパーニャ出場。同レースに新たに投入された超軽量カーボンロード「SL」を駆って、同チームのOmar Fraileが山岳賞を獲得。